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独身貴族「カルさん」が音楽やアーティストについて独断と偏見で書きなぐっているブログ「カルチャータイム」です。否定も肯定も全てはアーティストへの愛を根底としています。

アイドル?“あゆみくりかまき”って知ってる?

サマーソニックに2年連続で出演する“あゆみくりかまき” を皆さんはご存知だろうか?かわいいクマの衣装に身を包み、パーティシーンを盛り上げる3人組パンクアイドルユニットである。今回は独自の世界観を築き始めた彼女達について考えた。

“あゆみくりかまき”とは?

ジェットクマスター

メンバー紹介

写真左   あゆみ B型 歌うたい

写真まん中 くりか A型 DJ

写真右   まき  O型 リーダー・盛り上げ役

    

 筆者としては盛り上げ役というポジションに対して、やや疑問を感じてしまったが、リーダーを兼任しているのでよしとする。

 

“あゆみくりかまき”の歴史

ここでは簡単に“あゆみくりかまき”の歴史を簡単に説明しよう。

 

2012年に”くりか”と“まき”により結成されたDJユニット”くりかまき”。

結成当初は自作動画を作成し、動画サイトに公開する活動が主だった。

 

 

2012年後半に上京し本格的な活動をおこなう。

多数のアイドルイベントなどに出演した。

 

2014年新メンバー“あゆみ”が加入し、“あゆみくりかまき”と名前を変更する。

 

2015年に「鮭鮭鮭」でメジャーデビューする。

 

2015年年末間際に車両事故により負傷する。怪我により年末イベントへの出演は取り止めとなるが、2016年の1月には活動を再開している。 

鮭鮭鮭

鮭鮭鮭

 

 

“あゆみくりかまき”のスタイル

 

くまさんスタイルについては、“くりか”の「く」と“まき”の「ま」を合わせ「くま」らしく、現在も変わらずのコンセプトで活動をしている。

 

アイドル業界には疎い筆者ではあるが、アイドル戦国時代と言われる現代で、如何に他ユニットと差別化を図るかが重要なことは理解しているつもりだ。

それでは、今回“あゆみくりかまき”を調べる中で見つけたコンセプトを並べ、差別化できる部分を考えていこう。

 

「くま」「アイドル」「パンク」「DJ」「かぶりもの」

まずは、くま+アイドルをグーグル先生で検索してみよう。

検索結果は上位表示の大半が“あゆみくりかまき”であった。予想外の展開を期待したかった筆者としては残念ではあるが、“あゆみくりかまき”はくまアイドルとしてヒエラルキーの上位に位置しているらしい。

ayumikurikamaki.com

 

次は、かぶりもの+アイドルを検索してみよう。

結果、上位に表示されたのは“CRAYON POP”という日本でも活動している韓国系アイドルグループだった。宣材写真を見る限りは“ヘルメット”かぶっているように見える・・・・いや、明らかにヘルメットだ。

安全性を重視したアイドルなのか?と公式サイトで確認してみたが、ヘルメットに対するコメントは見つけることはできなかった。

“かぶりもの”というアイドルジャンルでは、検索での優位性を“あゆみくりかまき”は守れなかったが、知名度的には“あゆみくりかまき”の方が上だ。

crayonpop.ponycanyon.co.jp

最後はパンク+アイドルを検索してみよう。

今回の検索に関しては、“あゆみくりかまき”が上位表示されていた。

さすが“あゆみくりかまき”!と一安心の筆者であったが、一点だけ気になる文面を発見してしまったのだ。

 

「アイドルグループの“PASSPO☆”がパンクバンド“Hawaiian6 ”の安野勇太氏から楽曲を提供を受ける」とのこと。

 

これはもしや・・・と少しだけ危機感を感じた筆者であったが、よく調べてみると継続して楽曲を提供されている訳ではないらしく、“あゆみくりかまき”のパンクスピリットを揺るがすことはないと判断。

 

公式HPを参照してみると、PASSPO☆は“空と旅”をコンセプトにしているらしく、今回もパンクアイドルとしては“あゆみくりかまき”の方が優位と思われる。

passpo.jp

 

“あゆみくりかまき”曲紹介

それでは最後に“あゆみくりかまき”の楽曲を筆者の感想と共に紹介しよう。

メジャーデビュー曲「鮭鮭鮭」

「サケ」ではなく「シャケ」である。くまの気持ちを歌うガールズパワーポップ。

シャープなギターに裏打ちのリズムに、「ウォー」やら「シャケ」やらが連呼され、初見でもすぐに楽しめるパーティチューンである。さらに、連符まみれのギターソロのおまけ付き。まさにメジャーデビュー対する気合がひしひしと伝わってくる作品だ。DJブースは必要なのかは不明である。

www.youtube.com

 

2ndシングル「蜜蜜蜜」

“みつ”ではなく“ハニー”とのこと。同じ言葉を3回繰り返すのはメンバーの人数に合わせてなのか?今回は曲中で「ハニー」を3回繰り返すことはなかった。

今回は作詞家の先生がアイドルへの楽曲提供をおこなっている方らしく、正統派アイドルチューンである。しかしながら、制服PVに関しては競合多数の分野になるので、やや苦戦を強いられそうなイメージが強いが、ランキングでは9位と、現在発売している3枚のシングルの中では1番の順位となっている。やっぱりDJブースいらねーだろ。

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3rdシングル「心友フォーエヴァー」 

全体的にハードな縦乗りサウンドと、エモーショナルなサビが今までの“あゆみくりかまき”とは良い意味で違った作品である。

“親友”ではなく“心友”となっている。当然、心友とは“心の友”を意味し、好んで使用する有名人と言えば、映画出演時のジャイアンだ。プロモの出だしのためだけにDJブースがあるのか!?

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アルバム収録曲「WAR CRY」

アルバム1曲目に収録された「WAR CRY」。メンバー全員がライダースを着込んでいる。ここ最近の宣材写真と同じ格好だ。

歪んだギターからイントロが始まり、軽快な裏打ちのAメロから、吐き捨てるように歌い回しが印象的なハードなBメロに続く、サビはエモショーナルかつキャッチーなメロディで締めている。「ウォーウォーウォー」と定番のフレーズも盛り込まれており、これからはちょっとハードな部分出していってみようか感が伝わってくる。迷走していたプロデュース方向性が少し安定してきたということだろうか?

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 まとめ

メディアからの注目も徐々に高まっている彼女達。今後もフェスなどへ出演する機会は多くなってくるだろう。

成長途中のグループに見られる、方向性の不明感は今だ感じられるが、“かわいい”だけのアイドル路線からは抜け出し始めている。そんな“あゆみくりかまき”の成長に今後も注目していきたい。

 

 

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