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ガールズバンド“tricot”を紹介。世界を虜にするその理由は?

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ポストロックのイメージは?と聞かれたら、緻密な計算をもとに繊細な音たち重ね合わせた、芸術性の高い知的なジャンルと筆者は答えるだろう。しかし、世の中には複雑な計算など放り投げ、「気分」と「勢い」という人間の感性を武器に作曲をおこない、世界中のオーディエンスたちを虜にしてしまったバンドがいる。本日は、そんな人間味あふれるポストロックバンド“tricot”(トリコ)を紹介しよう。

 

目次

世界が注目するガールズバンド“tricot”

E

 メンバー紹介

 

 中嶋イッキュウ ギター・ボーカル 本名 中嶋郁美  

幼少の頃から作詞をしていたが、正確にいつ始めたかは本人も覚えていない。

 

小学校時代はアイドルに興味があり、モーニング娘のオーディションに応募した経験がある。結果に関してはお察しください。

 

高校に入学した中島は、軽音部に所属しJUDY AND MARYなどのコピーをしていた。ちなみに、中学時代には50セントなどのHIPHOPばかり聴いていたとのこと。普通は逆だろ・・・

 

中島は高校卒業後もバンド活動を続け、当時所属していた「the fauvisme」ではSUMMER SONIC09のサブステージに出演している。音楽性は“tricot”同様、ポストロックであるが、現在なようなポップさは控えめで、フランジャーやディレイを使用した空間系のシリアスな楽曲の印象を受ける。

 

艶やかで伸びのある歌声だけではなく、儚くも繊細な歌い回しも得意とする中島の表現力の高さは当時から注目されていた。そんな中島の歌い回しに、多大な影響を与えたアーティストは椎名林檎である。

 

 

 

 

 キダ モティフォ ギター・コーラス 本名 木田素子 

 

中島と木田は同じ高校の軽音部に所属し、ひとつ年上のキダは、中島から「先輩」と呼ばれていた。そのため、卒業して数年たつ現在も愛称が「先輩」のままとなっている。

 

tricotを結成する前は、ヒロミと共にインストのスリーピースバンドで活動をしていた。当時組んでいたバンドも中島同様、変拍子を多用した構成となっており、まさに出会うべくして出会ったメンバーが組んだバンドがtricotである。

 

ライブパフォーマンスの激しさに定評のあるキダだが、2013年に頸椎を痛めてしまい活動休止を余儀なくされた。しかし、半月後にはバンド活動を再開し、以前同様のパフォーマンスをおこなっている。まさに命知らず!!

 

 ヒロミ・ヒロヒロ  ベース・コーラス 本名 相根宏美

見た目通り非常に身長が低い。公式で発表はされていないがベースと同じ位の身長と言われている。

 

バランスを取るためか?ライブではセンターに配置されることが多い。そんな見た目とは裏腹に、激しく攻撃的なライブパフォーマンスを見せてくれるギャップに、多くのファンがやられてしまっている。

 

中島や木田と同じく、高校時代には軽音部所属していた。(高校は別)

バンドプロフィール

A N D 【通常盤】

 2010年に中島、木田、ヒロミの3名によりtricotは結成される。

 

2011年に自主レーベル、BAKURETSU RECORDSを立ち上げる。

サポート・ドラマーのkomaki♂が正式メンバーとして加入。

同年8月にはライジング・サン・ロックフェスティバル2011 in EZOに、応募者枠の「RISING☆STAR」として出演し注目を集める。

 

2012年には、京都大作戦やフジロック・フェスティバルなどの国内フェスに多数出演する。

 

翌年の2013年には、1STシングルやフルアルバムをリリースし、前年を上回る多くのフェスに出演し、国内での人気を確固なものとした。

 

2014年2月にアジア3ヶ国の現地レーベルからCDをリリースし、同年3月にはtricot初となるアジアツアーをおこなう。

方向性の違いを理由にkomaki♂が脱退するが、サポート・ドラマーを迎え活動を継続。

2014年7月には、チェコ、ハンガリーなどの海外大型野外フェスに出演や、Pixiesのサポートアクトを務める。

 

2015年に2月にはイギリスの老舗音楽雑誌、NME.COM(ニュー・ミュージカル・エクスプレス)で掲載される。

同年4月にはRolling Stone.comの「あなたが知るべき10組のニューアーティスト」に選ばれ、初となる北米ツアーをおこなう。

 

世界で脚光を浴びるtricotの音楽性

www.youtube.com

今では国内だけではなく、世界からも注目を集めているtricot。

YOUTUBEのコメント欄を見ればわかる通り、日本語よりも英語の書き込みの数の多さに驚いてしまう。

なぜ日本語詞の彼女たちの楽曲が、多くの海外リスナーを虜にしているのか、その魅力を考えてみた。

 

国境を超えた音楽性

どれだけ深い歌詞を書こうとも、言語の違う海外ではメロディしか理解されず、日本のように評価されることはない。

 

しかしtricotのようなポストロックバンドは、歌詞や歌のメロディラインでのアプローチよりも、楽器を使用したメロディのアプローチを重要視しているため、日本語を理解できない人に対しても音をしっかりと伝えることができる。

 

tricotのそういった部分が海外での評価に繋がったのだろう。

 

「ノリ」「勢い」で作られた本能的な楽曲

 

上記で述べた通りポストロックはメロディでのアプローチを重視しているため、楽曲の構成や展開が非常に複雑なものになっている。

 

そんな難解な音楽ジャンルをtricotは「ノリ」と「勢い」で作りあげる。

 

人間的な感覚で作られた楽曲は、聴く者の本能を刺激し、気が付くとtricotワールドに引き込まれてしまう。

 

「言葉なんて関係ねー」とはまさにこのこと!!

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