2016年11月9日に発売される[Alexandros]のニューアルバム「EXIST!」は、ノリに乗っている彼らの「今」を感じられる名盤となるだろう。
収録曲からもわかるように、ドラマやCMに使用された楽曲が過去作品と比較しても非常に多く、ファンだけではなく一般層へのアピールも強化されている。
そのため、リーリス前から世間の注目を集める今作品は、軽く過去最高セールスを達成してしまうのではないかと筆者は考えている。
本日は11月に発売される「EXIST!」に収録されるタイアップ曲をおさらいしようと思う。
大注目される[Alexandros]のタイアップ曲
現段階で判明しているだけで、ニューアルバム「EXIST!」に収録される楽曲の半数以上が何かしらのタイアップ曲となっている。それだけ今作にかけるアレキサンドスサイドの熱意と、周囲からの注目度の高さが伺えるということだ。
「Girl A」
ドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」オープニング曲に使用された「Girl A」はデジタル音とアレキサンドロスのロックサウンドが融合したナンバー。
ドラマのオープニング曲として書き下ろされた楽曲となっており、冷ややかで怪しげな雰囲気のとなっている。
代表曲となった「ワタリドリ」のような爽やかでポジティブなメロディとは間逆な、怪しいアレキサンドロスが聞ける1曲。川上の歌い回しも機械的な冷たい印象をうける。
「NEW WALL」
ゲーム「テイルズ オブ ザ レイズ」テーマソングとして使用された 「NEW WALL」は、通常のバンド編成にストリングスを交えたファンタジーゲームに相応しい壮大な楽曲となっている。「新たな壁」というシンプルなテーマながら、歩みを進め続ける難しさを伝える作品。
自分達のアイデンティティが揺らいでも、突き進んで行こうという主人公。不遇な環境を言い訳にしない、そんな屈強な姿勢にとても共鳴しました。
引用URL[Alexandros]、新曲「NEW WALL」がアプリゲーム「テイルズ オブ ザ レイズ」のテーマソングに | Musicman-NET
「I want u to love me」
ドラマ「女くどき飯 Season2」の主題歌やNECの新商品「LAVIE」、音楽配信サービスの「KKBOX」のCMソングとして使用された「I want u to love me」
「LOVE」なんて言葉が入った題名になっているが、本人たちもインタビューなどで語っているようにラブソングではなく、川上洋平の衝動を歌詞にした楽曲となっている。
去年、僕が1年を通して思ったモヤモヤだったり、鬱憤、葛藤だったり、ムカついた事が書き殴られております。
引用URL[Alexandros]川上 新曲「I want u to love me」はラブソングではない! - エキサイトニュース(2/3)
キャッチーな曲調の割に歌詞はパンクな爽快ナンバー。「新たな世界に飛び出そうぜ」的な雰囲気がPCやモバイルコンテンツなどのCMとマッチしている。
「Swan」
ドラマ 「ON 異常犯罪捜査官・藤堂 比奈子」の主題歌となった「Swan」
今作もドラマのイメージを確認してから書き下ろされた楽曲である。
今作は日本語を主とした歌詞作りとなっており、言葉に深い意味合いが持たれているのが特徴。
ドラマのテーマに見事にマッチした感情の「静と動」が見事に表現された、怪しくもストレートなナンバー。
今回アルバム収録されるドラマのテーマソングは2曲あるが、どちらも過去のアレキサンドロスでは見られなかった雰囲気が感じられる作品となっている。
「Feel like」
世界への展開を続けるアパレルブランド「GLOBAL WORK」のTVCMに起用されていたアレキサンドロスの楽曲「Feel like」
当初は春夏版のCMとして起用されていたが、好評だったのか?秋冬版のCMでも継続して起用されることとなった。
シンプルながら跳ねのあるリズムと、キャッチーなメロディが「お出かけ」を楽しくしてくれそうな1曲。今回紹介する楽曲で1番シンプルながらオシャレな印象が強い作品となっている。更に「GLOBAL WORK」が掲げるテーマともバンドイメージがマッチしている。
「Nawe, Nawe」
映画「ターザン:REBORN」の日本版主題歌となった「Nawe, Nawe」
「NEW WALL」同様、壮大な作品性をイメージした楽曲のため、ストリングスが随証に導入されている。メロディラインも洋楽を彷彿とさせる展開となっており、「NEW WALL」で見られたポジティブさとは違う、センチメンタルかつ壮大な作品となっている。
大注目のニューアルバム「EXIST!」
今作「EXIST!」に収録される楽曲はCMやドラマ、映画などのタイアップ作品も多く注目度も高いと思われる。さらに過去の[Alexandros]とは違う多様なアプローチからは、今後も進化を続けるであろう彼らの意志が強く感じられた。
実験的かつ完成度の高い作品になるはずなので、是非ともチェックしたい。
筆者は長時間のライブDVDが付属する限定A版を予約済みである。