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ONE OK ROCKの最新作『Ambitions』を紹介<アルバム・レビュー>

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多くのファンたちを熱狂させた渚園での大型野外ライブから早4ヶ月。ライブの終わりに発表された宣言通り、2017年早々に約2年ぶりとなるONE OK ROCKのニュー・アルバム『Ambitions』がリリースされた。

本日は彼らの「今」が存分に詰め込まれた最新作を紹介しようと思う。

 

目次

 

AMBITIONS [INTERNATIONAL VERSION]

 

1.約2年ぶりとなる待望の新作『Ambitions』

2015年2月にリリースされた前作『35xxxv』から約2年ぶりとなる待望のニュー・アルバム『Ambitions』。

 

前作品から一向に新作が発表されないことに対して不安を感じていたファンの皆さんも多かったとは思うが、5thアルバム『残響リファレンス』以降はアルバムのリリース・ペースも大体2年位となっており、今作は「満を持して」と言っていいタイミングで発売された作品である。

 

 しかしながら長かった・・・。

2.『Ambitions』に込められた意味

 アルバム名『Ambitions』読み方は「アンビションズ」となっており、「野望」などを意味する。それは結成以来、目標にし続けている「世界」を意識した野心からくるアルバム・タイトルなのだろう。とても強い意志が感じられる。

 

デザインはタイトル名のみとなっているが、色使いに関しては「超黄色い!」ってついつい叫びたくなるほどのド派手なイエローカラーだ。そして、当然ながら今作のイメージカラーは「黄色」となっており、特設サイトなども用意されている。発売日を前にして特設サイトはすでに黄色く埋め尽くされており、今後、日本以外の地域がどれだけ黄色く染められるかに注目が集まっている!!

wa.oneokrock.com

 

 色彩のHPなどで調べてみると、「黄色」は太陽の色を表しており、新たなチャレンジなどを象徴しているとのこと。まさに現在の彼らに相応しいカラー。筆者の勝手な妄想では、黄色人種の肌を表す意味でもある「黄色」って部分も含まれているのでは?なんて考えてしまう。少しばかりマイナスなイメージとなってしまうが、日本から生まれたONE OK ROCKが世界で活躍することは、我々日本人にとっては誇りであり希望なのである。

 

3.『Ambitions』で注目すべき聴き所

今作での注目すべき聴き所は下記ではないだろうか?

 

  • レーベル移籍による音楽性の変化。
  • どこまで海外基準となっているのか。
  • 5 Seconds of SummerやAvril Lavigneとの共演曲

 

強く海外を意識した今作は、海外作品と言っても過言ではない環境で制作された力作なのだ。共演しているアーティストからリスナーのターゲットを推測すると、国内でのファン層と同世代を米国でも狙っていることがよくわかる。是非とも今作でONE OK ROCKのティーン人気が加熱し、世界のポップカルチャーのアイコンとなることを願っている。

 

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4.収録曲一覧

  1. Ambitions – Introduction –
  2. Bombs away
  3. Taking Off  配信楽曲
  4. We are  配信開始
  1. 20/20
  2. Always coming back 配信楽曲
  1. Bedroom Warfare 配信開始
  2. Lost in Tonight
  3. I was King 配信開始
  4. Listen (featuring Avril Lavigne)
  5. One Way Ticket
  6. Bon Voyage
  7. Start Again
  8. Take what you want (featuring 5 Seconds of Summer)

 

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5.アルバム・レビュー

アルバムタイトルと同名のイントロ曲①Ambitionsから始まる「お决まり」のパターンなのであるが、②Bombs awayに繋がる流れは過去作品とは違うものになっている。

今までの彼らならイントロの終わりとともに「ぶちかますぜ!!」という流れで開始早々全力で轟音をぶち込んできたはずだ。しかし今作では風格すら感じられる歩みで『Ambitions』は幕を開ける。

 

そうは言ってもONE OK ROCKのファーストナンバー、サビではしっかりと溜め込んだ爆発力を聞かせてくれる。過去作品との明確な違いはアーティストとリスナーの「位置関係」にある。「一緒に全力で行くぞ!」という流れから「俺達についてこい」という強い牽引力を感じさせてくれる。

 

結成から10数年の僅かな期間で、国内ロックシーンのカリスマとなった彼らの「器」が早くも①②の収録曲から痛感させられる流れとなっている。

 

デジタルサウンドと壮大な骨太のロックサウンドの②に続き、映画の主題歌として起用された③Taking Offへと続いていく。③に関しては配信当時は過去作品との音楽性の違いに戸惑いはしたが、世界観が統一された今作では何の違和感もなくマッチし、先行配信で感じた引っ掛かりは消え去っていた。最後の最後でMVが公開された④We areでは③で感じた深い闇を照らす「光」を見せてくれ、1曲1曲では感じられないアルバムとしての世界観が綿密に計算されている。

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⑤20/20では、馴れ浸しんだストレートなロックナンバーを聴かせつつ、CM曲などで注目を集めたTAKAの歌唱力が光る⑥Always coming backに続いていく。そして⑦Bedroom Warfareでは彼らの明確な進化を聴かせてくれる。移籍レーベル「Fueled By Ramen」風味のバンド・サウンドにこだわらない、デジタルサウンドとロックが融合したエモポップを見事なまでに表現している。

 

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⑧Lost in Tonightは個人的にお気に入りの楽曲だ。ストレートにエモーショナルな感情をぶつける激しいサウンドは、哀愁すら感じさせる。過去にもストリングスを交えた楽曲を発表している彼らだが、⑨I was Kingでは、童話や昔話でイメージした世界が見事に音で表現されており、「王」というキーワードに相応しい堂々とした雰囲気をかもし出している。大注目のコラボ⑩Listenでは、ボーカルのTAKAと世界の歌姫 Avril Lavigneとの美しい絡みを聴かせてくれる。コラボ発表のニュースを聞いた時には「パワフルなパンクチューン」をイメージしたが、筆者の予想はいい意味で裏切られた。Avril Lavigneの明るい感じも好きなのだが、2ndアルバムのような切ない歌いまわしの方がさらに好みだからである。

 

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⑪One Way Ticketでは、常にONE OK ROCKは何かを吸収し成長するバンドだということを再認識される。⑫Bon Voyageはレトロテイストなデジタルサウンドをお手本のようなロックと融合させている。⑬Start Againはロック感満載の安定の楽曲である。どこをとっても美味しいポイントを押さえられているのだ。歌いまわしは洋楽っぽいが押さえどころは日本ぽい気がする。そしてアルバムラストの⑭Take what you wantではゲストに盟友の「5 Seconds of Summer」を交え、今作を締めくくるに相応しい力強くも壮大なナンバーとなっている。

 

あれあれ、今作は真面目に締めちゃうの?なんて思った皆さん安心してください。最後には毎度恒例のシークレットナンバーが用意されています。今回は「まじめ」なのか「ふざけている」のかよくわからない作品となっており大注目です。取りあえず言えることはTAKAの歌声は素晴らしい!!

 

6.まとめ

今回のレビューは国内盤のものなのだが、筆者の個人的な感想としては海外盤をお勧めする。ここまで洋楽テイスト満載なら、全部英語で聴いた方がいいじゃんって考えが強い。「I was King」の海外版ばかり聴いていたから日本語が入ると違和感があるって部分もあるけど・・・。ONE OK ROCKが意識した世界へ向けた作品、是非とも全編英語で聞こう!!筆者は英語が苦手なので、今回歌詞には一切触れていないので悪しからず!!

 

ここからは個人的な感想になる。レビューと銘打っているの当然のことなのだが、今作『Ambitions』の出来は非常に良い。やっぱりONE OK ROCKって、いい意味で野心が強い。流行のポイントをしっかりと押さえ、それに合わた楽曲を作れる才能?環境?その辺は詳しくは知らないが、アルバムをリリースするたびジャンルの軌道修正を行なっている気がする。

 

それらに対して、「売れるためにポリシーがない」とか言う人も多いけど、単なる猿真似に感じさせない高水準なクオリティをしっかりと提供しているのよ。彼らは。わかり辛い例えになるけど、仮にラーメン屋だったONE OK ROCKに、急に明日からサンドウィッチ売ってって言っても、彼らなら絶対に成功させちゃうはず。それ位、リサーチ能力と、それらを再現する能力に長けていると感じてしまう。

 

そんなこんなで、音楽性が徐々に変化してはいるけど、彼らの掲げている「世界で活躍するロック・バンドになる」って夢に対しては、全くブレることなく進めているんだろうなと思う。だからこそ筆者は応援したくなっちゃうんだよね。全然レビューになってないけど・・・。

 

追記 海外版の感想

海外版の『Ambitions』は収録曲やコラボアーティストに若干の違いがあります。当然ながら全曲英語詞です。

 

簡単な感想としては、やっぱり海外版の方が違和感がない気がします。

 

元々、海外でのセールスがメインの作品となっているため、日本語が混じると「これじゃない・・・」感が強いです。本来であれば、日本語と英語が交じり合った歌いまわしはONE OK ROCKの武器なのですが、今作では英語のメロディラインを決めてから日本語の歌詞をつけたの?と感じてしまいます。

 

個人的な感想ですが参考になれば幸いです。

AMBITIONS [INTERNATIONAL VERSION]

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