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独身貴族「カルさん」が音楽やアーティストについて独断と偏見で書きなぐっているブログ「カルチャータイム」です。否定も肯定も全てはアーティストへの愛を根底としています。

BRAHMAN待望のNEWシングル「不倶戴天 -フグタイテン-」をレビュー!!

国内には多くのロック・バンドが存在しており、特に影響力の強い存在は「レジェンド」や「神」などの敬称で呼ばれ崇められている。そんな神々の中で「筋肉神」の地位に君臨し、多くの信者から称えられているのがBRAHMANのヴォーカルを務める「Toshi-low」である。本日は2017年4月12日に発売されたBRAHMANのNEWシングル「不倶戴天 -フグタイテン-」をレビューしようと思う。

 

目次

 

不倶戴天(CD+DVD)(初回限定盤)

NEWシングル『不倶戴天 -フグタイテン-』について

2015年にリリースされた前作『其限 〜sorekiri〜』から約1年9ヶ月となる今作『不倶戴天 -フグタイテン-』。

 

まずはタイトルの意味を紹介しよう。

ふぐ-たいてん【不倶戴天】の意味 同じ天の下には一緒にはいない、同じ天の下には生かしておかない意で、それほど恨みや憎しみの深いこと。

引用URL 不倶戴天の意味 - 四字熟語一覧 - goo辞書

 

なかなか、日常生活でお目にかかれない言葉をタイトルに選ぶ「BRAHMAN」。過去作品も、そういったタイトル名が多く、意味を調べてみると、その内容の深さに驚かされることもことも多かった。

 

しかし、今作「不倶戴天」は、見た目の難しい漢字感に対して、言葉の持つ意味は非常にシンプルなものだったのだ。

 

重々しい語句の表す意味は「恨みや憎しみ」であり、それも結構根深い感じである。簡単に言えば大分怒ってるってことですね・・・。

 

結成から23年。過去最大の怒りが込められた作品が今作『不倶戴天 -フグタイテン-』なのだ。

 

楽曲部分で筆者が注目しているポイントは2つ。

 

  • 年々、原点回帰していくハードコア・サウンド
  • 「THA BLUE HERB」のILL-BOSSTINOとのコラボ

それは実際に楽曲を聴いてレビューを始めたいと思う。

 

独身30代、今年も婚期を逃しそうなカルさん、レビュー始めます。

 

 

収録曲紹介とAIR JAMオヤジのCDレビュー

1. 不倶戴天

2. ラストダンス featuring ILL-BOSSTINO (THA BLUE HERB)

3. 怒涛の彼方 

不倶戴天 

どうもBRAHMANです。って2秒でわかるインパクトのイントロ。相変わらず素敵すぎる。それにしても、デビュー当時は英詞の多かったBRAHMANも、現在ではタイトルを含め日本語詞の方が圧倒的に多く、衝動的に歌い上げられるメッセージがビシバシと伝わってくる。

 

ここ数年の彼らのサウンドは、完全ハードコアである。それも音楽性だけではない精神性の強いストレート・エッジと言われるものだ。

www.youtube.com

彼らに変化が生じた時期は、やはり「311」以降ではないだろうか?そして今曲「不倶戴天」には、多くの人々が忘れかけていた現実に対して、今尚戦い続ける人間たちの「怒りが」込められている。

 

安直に「カッコイイ」と評価してしまうのが痴がましいと感じる程の、強いメッセージが込めてられている。まさに圧巻の内容だ。

 

ラストダンス featuring ILL-BOSSTINO (THA BLUE HERB)

過去には「SHAKKAZOMBIE」などのHIPHOPグループともコラボしていたBRAHMAN。だが、THA BLUE HERBの「ILL-BOSSTINO」との共作である今曲「ラストダンス」は、コラボなんてエンタメ感の溢れるものではない。

 

自らの怒りを音楽という弾丸に込めた攻撃だ。それも標的を明確とした。ハードコアとHIPHOP、ジャンルは違えど込められた意志はパンク・ロックのスピリッツである。生々しい歌詞には「オブラートに包む」などという余計な配慮は一切感じられない。あるのは、どこまでも戦い続けるという強い意志だけだ。

 

怒涛の彼方 

怒涛という言葉が相応しいツーバスのビートから始まる今曲「怒涛の彼方 」。先の2曲と比べると歌詞の過激さはなくなっているが、「決心」や「行動」などの自らに対する決意を感じさせる楽曲となっている。コチラの楽曲については是非ともインタビューなどをチェックして意図を理解したい所である。

 

不倶戴天(CD+DVD)(初回限定盤)

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『不倶戴天 -フグタイテン-』リリース日よりツアースタート

"2017 Tour 戴天-タイテン"
4月12日(水)横浜 Bay Hall
4月15日(土)松山 W studio RED
4月16日(日)高松 festhalle
4月21日(金)響のホール
4月22日(土)富山MAIRO
4月24日(月)松本 Sound Hall aC
4月27日(木)名古屋DIAMOND HALL
5月20日(土)福岡DRUM LOGOS
5月23日(火)周南 RISING HALL
5月25日(木)滋賀U★STONE
5月27日(土)なんば Hatch
6月6日(火)仙台 Rensa
6月7日(水)盛岡 CLUB CHANGE WAVE
6月15日(木)新木場 STUDIO COAST

筆者もツアー参戦予定。昨年出演した「AIR JAM2016」でも評価の高かった彼らのライブパフォーマンスは、今から楽しみで仕方ない!! 

 

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