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独身貴族「カルさん」が音楽について色々言ってるブログ。時間つぶしのお共にどうぞ。

「KEYTALK」ってアイドルじゃなくてバンドだろ?って思ってたらアイドルだった話

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女性リスナーからの圧倒的な支持により、現在では「アイドル・バンド」なんて皮肉交じりの呼ばれ方をしているロックバンド「KEYTALK」。

 

その人気は若年層ばかりと思いきや、「40歳主婦です。今度娘と大好きなKEYTALKのライブに行きます。やはり私くらいの年齢の人は会場で浮いてしまいますか?」なんて質問が某お悩み掲示板にも投稿されている。

 

まさに社会問題である。

 

株式市場では、主婦や靴磨きの少年が株の話題に興味を示しだしたら相場はピークを迎えていると言われている。簡単に言えば「普段興味を示さない層にまで情報が行き渡っている=過熱気味の相場」ってことを意味しており、まさに現在の「KEYTALK」を取り巻く環境に類似しているのだ。

 

彼らはこのまま女性リスナーの求める「アイドル路線」に進んでいくのか?はたまた、自らの原点にある「ロック路線」に返り咲くのか?どちらの道に進むにせよ、「KEYTALK」にとって現在が重要な時期であることに変わりはない。

 

それでは、「TOKIO」よりもアイドルバンドしちゃってる「KEYTALK」ついて色々と書かせていただこうと思う。

 

目次

 

変わりゆく下北沢を彷彿とさせる「KEYTALK」という存在

クリエイターを目指す若者たちからは、サブカルの聖地なんて呼ばれ方をしている街「下北沢」。同じく文化の発信地として名高い「原宿」と比較すると、その街並みは古臭く乱雑で、決して洗礼されているとは言い難いが、人と人が織りなす味わい深いコミュニティが今尚残る下北を「文化的で渋みのある街」と高く評価する著名人も多い。

 

そんな歴史ある街をポップでカラフルに染め上げてしまったのは、どこのバンドだろうか・・・。そうです「KEYTALK」です。整形前の韓流アイドルを彷彿とさせるルックス。ナチュラルにグランジを表現できる小汚い格好が売りの下北系とは思えない爽やかなファッション。どれを取っても下北系のバンドのイメージと掛け離れている。

銀杏ボーイズの「峯田和伸」を見てほしい。彼こそ筆者のイメージする下北の住人である。レトロチクっくな髪型に流行りとは言えないファッション。むしろライブが始まれば服なんて脱いでしまう。三度の飯より音楽なんだよ。と、そんな創作活動に真っ直ぐな危うさを持ち合わせているのが下北のクリエイターである。

 

それなのに何だ「KEYTALK」は!!チャラチャラしやがって!!原宿に拠点を移せ!!などと考えてしまったが、時代はどうやら移り変わってしまったようで、筆者の想像する下北沢はもう古臭いらしく、彼らの姿こそ現在の下北沢を表したものらしい。なんだか寂しい話である。

 

メジャーデビュー当初はとにかく「普通」だった「KEYTALK」『コースター』

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あれ?コレがアイドルバンドなんて言われてる「KEYTALK」?なんてことを考えてしまうデビュー当時の彼らの姿。一言で言えば「普通」。アイドルなんて評価されている現在とは掛け離れた「地味」な風貌である。

 

ボーカルの「寺中」なんて垢抜けない大学生のような風貌だし、ギターストラップの白黒チェックもなんだかダサい。ギターの「小野」なんて奇を狙いすぎて大阪のババアみたいなヘアースタイルをしている。他のメンバーに関しては、その存在感に特徴すら感じられない。

 

自主制作に毛が生えたようなミュージックビデオもまた、彼らの存在をチープに見せてしまう要因の1つだろうか。

音楽性はシンプルかつポップで軽快なギターロック『パラレル』

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2ndシングルとなる『パラレル』のミュージックビデオは、前作のチープな印象を払拭したアーティスティックな作品となっている。さらにメンバーもオシャレな風貌に大変身。

 

『コースター』のPV当時は スタイリストが付いていなかったのかな?なんてことを連想してしまうほど、全員「シャツ」を衣装として着用していたのは有名な話。今ではアイドルバンドなんて言われているのだから、ファッションにもしっかり気を使ってほしい。

 

それにしても相変わらずボーカル・ギターの「寺中」は垢抜けないな。仕事帰りのサラリーマンのようである。さらにシャツもギターのストラップもチェック柄のためガラガラしていて目にうるさく、オスギやピーコを挑発しているようにしか思えない。と、どうしてもアイドルバンドと呼ばれる彼らの風貌に目が行ってしまいがちではあるが、当時の彼らは、まだまだロックバンドのスタンスを堅実に歩んでいた。

 

「KEYTALK」の楽曲の特徴としては、印象的なギターフレーズから始まる作品が多く、下北の先輩バンド「9mm Parabellum Bullet」を彷彿とさせられる。

 

だが、彼らの楽曲には「9mm」のような、牛丼をおかずに牛皿定食を食べる罪深い男達の哀愁はなく、流行りの4つ打ちビートなどを織り交ぜたダンサンブルかつ軽快なポップナンバーが多い。そんな彼らをアイドル路線に引き込んだ楽曲はやはり「例の曲」ではないだろうか?

 

「KEYTALK」をアイドルバンドに変えた『MONSTER DANCE』

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今では「KEYTALK」といえば『MONSTER DANCE』なんて言われるほど、有名となった今楽曲の登場により、彼らのバンドとしての路線や世間の評価が決定したと言って過言ではない。

 

振り付けを踊りながら、合いの手を入れるスタイルは、完全にアイドルバンドの姿である。だが、今作の話題性により、「KEYTALK」のファン層を拡大するきっかけになったのは間違いのない事実である。よくもここまで、はっちゃけられたものだ。

 

ポップでキラキラな世界観が「KEYTALK」をアイドルにしているのか?『Summer Venus

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今回、「KEYTALK」の皆さんには、コミカルな3流バンドを演じてもらいま〜す、なんて台本が用意されているようなMVの『Summer Venus』は、2017年に収録された楽曲なのだが、MVの前半なんてほとんど楽器を手にしていない。おまえら本当にミュージシャンなのか?と、ついつい突っ込みを入れたくなる作品なのだが、現在の「KEYTALK」の立ち位置を如実に表していると言えばそれまでだ・・・。

 

もはやここまで来るとバンドなのかアイドルなのかを判断するのは難しいが、彼らは下北沢を拠点とするロックバンドであり、ポップかつキラキラした原宿界隈の「kawaii文化圏」のアーティストでもなければアイドルでもない。

 

だが、ここまでポップでキラキラした世界観を展開してしまうと、本家アイドルバンドである「TOKIO」の方が断然バンドっぽく見えてしまい、「KEYTALK」はアイドルバンドと称されても仕方のないことである。

ここ最近の「KEYTALK」って特徴ないよね?

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「KEYTALK」のここ最近のシングル曲を聴いてもらえばわかるように、アイドル風味の楽曲は少なくなり、ストレートなロックナンバーが続いている。もうなんというかストレート過ぎて個性のないアニソンの主題歌を担当しているバンドのようである。

 

合いの手もなければ、振り付けもない。「寺中」のキザな歌いまわしも気がつけば男らしい感じに変わっている。こんなの僕らの知ってる「KEYTALK」じゃない!なんて考えてしまうが、主題歌などのタイアップのついた楽曲は、やはり癖をどれだけなくせるかが重要なのだろうか?何ともつまらない話である。

 

最新シングルの『セツナユメミシ』なんて、途中「星野源」みたいだったぞ。もう売れれば何でもありなのか?そしてファンはちゃんと音楽を聴いているのか?
現在の状況ってもしかして彼らの音楽のファンという訳ではなく、「KEYTALK」って存在に価値を感じているファンばかりなの?

 

もしそうなら古参ファンは愛想をつかして離れていき、完全に「アイドル」になっちまうぞ「KEYTALK」。

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