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独身貴族「カルさん」が音楽やアーティストについて独断と偏見で書きなぐっているブログ「カルチャータイム」です。否定も肯定も全てはアーティストへの愛を根底としています。

「定額制音楽配信サービス」のメリットや利用方法について考えてみた話

ここ数年で増加傾向にある「定額制音楽配信サービス」。筆者も当然利用しており、そのありがたさを日々日々実感しているのだが、実際問題このサービスって、どういったユーザーにメリットがあるのだろうか?果たして本当に必要なのか?本日はそのあたりについて考えてみたい。

目次

 

「定額制音楽配信サービス」を選ぶにあたって比較されるであろうポイントは本当に必要なのだろうか?

サービス名 月額料金(税込) 楽曲数 音質(ビットレート)
Apple Music 980円 約4000万曲 最大256kbps
Google Play Music 980円 約4000万曲 最大320kbps
Amazon Music Unlimited

980円 (780円)注1

約4000万曲 最大256kbps
AWA 960円 約4000万曲 最大320kbps
レコチョクBest 980円 約600万曲 最大320kbps
KKBOX 980円 約3500万曲 最大320kbps
Spotify 980円 約4000万曲 最大320kbps
LINE MUSIC 960円 約4000万曲 最大320kbps


それでは、どこにでも転がっているようなリストを作成したので、「定額制音楽配信サービス」を選ぶにあたって重要とされているポイントの比較について筆者の意見を書かせていただこう。スマホでは表が少し見難いのは、ご愛嬌ということで・・・。

注1 プライム会員登録の場合は月額780円

コスト(月額)

 こうして改めて料金比較をしてみると、ほぼほぼ980円前後で横這いとなっている料金設定。「Spotify」のように無料で利用できるサービスもあるが、好きな曲を選べなかったり、広告が表示されたりと“選択の自由”が制限される場合が多い。そういった不便を嫌がるユーザーは月額料金を支払わざる負えないと考えたほうがよいだろう。

 

しかし、月額980円×12ヶ月=年間利用料金11760円となり、コストとしてはボチボチ高めなので、少しでも費用にためらいを感じるならば、利用は控えた方が賢明である。

 

しかし、実際問題、利用してみて初めて理解できる“素晴らしさ”も当然あるので、大半の配信業社が実施している“無料トライアル”を利用してみることを筆者はオススメする。

 

「Amazon Prime」に登録している場合は、「Amazon Music Unlimited」の月額料金が780円になるので、プライム会員かつ他定額サービスを利用しているユーザーは乗り換えをした場合、単純に年間2400円の節約をすることができます。

 

10年で24000円、100年で240000円と、長期間、利用すればする程、節約効果は高まってくるのですが、そこまで気にするなら、こういったサービス自体利用しない方が、よっぽど節約になりますけどね。くれぐれも安物買いの銭失いにならなように。

 

筆者も「Google Play Music」と「Amazon Prime」に登録しているので、上記のような乗り換えについては、現在、検討中。お財布の中身が厳しいんですよね・・・。料金だけで考えた場合、個人的には「Amazon Music Unlimited」一番オススメかな。

「Amazon Music Unlimited」の無料トライアルや詳細についてはコチラをクリック。 

コストに関するまとめ
  1. 大半の「定額制音楽配信サービス」980円前後となっている。
  2. 年間費用は12000円位と、ボチボチかかるので注意が必要。
  3. 「とりあえず使ってみたい!」って人は無料トライアルがオススメ。
  4. Amazon Prime」と他配信サビースを利用している人は、「Amazon Music Unlimited」にすることでコストダウンが可能。

配信曲(アーティスト)

コストと同じくらい重要な配信曲数ですが、こちらも「レコチョクBest」以外は、ほぼほぼ横這いの数字となっている。ちなみにアマゾンプライムの特典である「Prime Music」は100万曲とのこと。

 

そういった数字だけの比較をした場合、「レコチョクBest」は圧倒的に配信数が少なく、他業者と比べて“劣った業者”に感じてしまうかもしれないが、必ずしも配信楽曲が多ければ良いという訳ではない。

 

選択基準として重要なのは、自分自身の趣向と配信される曲の特徴が一致していることである。その為、「レコチョクBest」のような、多くの独占アーティストを抱えるサービスは、楽曲配信数は少ないながら、他サービスに対する差別化がなされている。逆を言えば、その他のサービスの大半が似たり寄ったりの配信曲がメインとなっており、洋楽・邦楽の比重の違い程度の差しかないのだ。

 

「このサービスでは、あのアーティストが配信されている」なんて比較を見かける機会も多いが、独占アーティストだけ聴くために特定のサービスを選択するのは、コスト的には悪いのではないだろうか?

 

年間12000円の利用料金を払うならば、特定のアーティストのCDを買ったりレンタルするのが一番良い選択だと思う。

 

「定額制なんだから、他のアーティストも聴けるじゃん」というメリットも当然存在するが、解約した時点で、サービスを選択する上で決定打となったアーティストの楽曲も聴けなくなる事を考えると、他アーティストも聴けるというオマケは、サービスの契約をダラダラ継続してしまう最大のデメリットでしかないのだ。

 

「話題の新曲が聴ける」などのメリットに関しても、“新曲は聴けるが、リリースされる全ての新曲が聴けるわけではない”ことと、“全ての新曲がリリース日に配信される訳ではない”という事実をしっかりと登録前に認識しておいて欲しい。

 

配信曲(アーティスト)についてのデメリット
  1. 聴きたいアーティストばかりを判断基準にしてしまうと、解約をためらうデメリットとなる。年間利用料>CD購入費用が上回る場合は、CDを買ったほうがお得。
  2. 配信曲数が4000万前後になってくると、業社によって配信される楽曲に大きな違いはない。デザインや操作性の好みで決めても問題はない。
  3. 話題の新曲が配信されない可能性もある、配信されてもリリース日ではない事もある。

 定額配信サービスを利用してメリットのある人・メリットのない人

メリットのある人

  1.  とにかく沢山のアーティストの楽曲を聴きたい。
  2. 中古CD屋さんで、旧作を購入する事が多い。
  3. 知らないアーティストをドンドン探したい。
  4. 海外レーベルなどの入手の難しい作品を聴きたい。

 

メリットない人

  1. 特定のアーティストの曲しか聴かない。
  2. 新曲を直ぐに聴きたい。
  3. 音楽にあまりお金を掛けたくない。

 

こうして改めて「定額制音楽配信サービス」について考えてみましたが、やはり音楽のジャンルに幅広く興味のある「どんどん新しいアーティストを探していきたい」ライトなヘヴィユーザーに向いる印象です。

 

下記のような名鑑やガイドブックを活用すると、配信サービスをより楽しむことが出来るので、おすすめです。

 

日本ロック&ポップス・アルバム名鑑 1966-1978

日本ロック&ポップス・アルバム名鑑 1966-1978

 
洋楽ロック&ポップス・アルバム名鑑 Vol.3 1978-1985

洋楽ロック&ポップス・アルバム名鑑 Vol.3 1978-1985

 

 

 

逆に音楽は好きだけど聴くジャンルが限られているディープなヘヴィユーザーや、聴きたいアーティストが限定されているユーザーには不向きかと。人それぞれ満足度に違いはあれど、それなりに利用することが前提のサービスですので。

 

そこまでお金を掛けたくないし、ある程度でいいやって人は、「Amazon Prime」の「Prime Music」で十分だと思います。

 

最近のアーティストやバンドもちょくちょくありますよ。

 

そこから興味を持って、もっと聴きたいって思うなら「Amazon Music Unlimited」にすれば良いのではないかな?

 

私と「定額制音楽配信サービス」

3500万曲が聴き放題! より充実した音楽ライフを! Google Play Musicのキホン

現在筆者が登録しているサービスは「Amazon Prime」の「Prime Music」と「Google Play Music」になります。

 

メインで使用しているのは「Google Play Music」で、機会があれば「Amazon Music Unlimited」に変更したいところではありますが、登録して1年位で結構な量のアルバムをDLしてしまったため、今更DLし直すのが面倒という気持ちが大分強いです。これも定額配信サービスの罠と言えば罠ですね。

 

主な利用方法としては、興味はあるが購入するのは少し勿体無いアーティストの曲を聴く事がメインとなっております。

 

アーティストに取っては非常に失礼な利用方法ではありますが、本来であれば財布の都合により聴く事の出来なかったアーティストを知ることができるのは非常にメリットがあります。「◯rs. ◯REEN ◯PPLE」とかのことですね。

 

次に重宝している利用方法は、「Emo Diaries」のような地方のCDショップでは中古を見つけ難い海外のCDを探す時に、洋楽に強い配信サービスは非常にメリットがあります。

 

あと、様々なアーティストが参加しているオムニバスCDの中で、気にあったアーティストが見つかった時も、こういったサービスは即座に検索する事ができ、その他の楽曲やアーティスト単体のアルバムを探すことができるのです。

 

探究心の強い音楽リスナーには、非常にありがたいサービスですね。

 

そして最後のメリットは、配信サービスを利用することで、保管場所や購入資金も節約することができるのです。

 

中古CD屋に通う人間なら理解できる習性だと思いますが、昔聴きたかったバンドが安ければ買う、名前を知っているけど聴いたことのないアーティストがお手頃価格なら買う、とにかく買ってしまうのです。

 

当然、旧作の中古なので1枚300円位のリーズナブルな価格で購入出来るのですが、一度に10枚以上購入する事も多く、年間で考えると結構な出費。

 

さらに購入するという事は、自宅に保管する場所が必要になってくるのです。

 

積み上げられたCDタワーは邪魔でしかありません。でも、本音としてはパッケージ版の方が好きなんですけどね。

 

先程、最後と書きましたが、凄い大切な事を書き忘れました。

 

個人的に凄いメリットを感じているのは、「定額制音楽配信サービスは、パソコンにCDを読み込ませなく良い」って部分なのではないでしょうか?

 

筆者の場合、パッケージ版で所有しているCDも、面倒なので「Google Play Music」でDLしています。

 

だって毎回、入れ替えるの面倒じゃないですか。ある意味コレが最大のメリットかもしれません。

 

それでは、さようなら。