culture time

独身貴族「カルさん」が音楽やアーティストについて独断と偏見で書きなぐっているブログ「カルチャータイム」です。否定も肯定も全てはアーティストへの愛を根底としています。

「フォーリミ」の音楽性はそろそろ限界なのではと思った話

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なんで悪そうなお兄さんって、イカツイ車に乗っているんですかね?

 

なんでバンド好きのJKって、リュックに凄い数のラババンを付けているんですかね?

 

なんで一人称が“うち”の関東地区在住の女性って、サバサバ系を目指しているはずなのににネチネチしているんですかね?

 

なんでメロコアバンドのボーカルって、ベースを持って歌っている事が多いんですかね?

 

何処かで耳にしたような、あるあるネタではございますが、こういった仮説が成り立つのも、 それぞれ属しているカテゴリーに応じて、風貌や趣向、さらには考え方や行動にも多くの類似点が見られるからなのではないでしょうか?

 

例えば、引きこもりのパリピ、暴走しない暴走族、ライブに行かないライブキッズ、マナーの良いOORer、こんな人達、見た事ないですよね?

 

このように、所属するカテゴリーに応じて、風貌や思想や行動に、様式美にも似た共通性が見られるのです。

 

それらは当然、音楽で自己表現をしているアーティストにも言えることで、バンドの風貌や思想は音楽性にも現れるのです。

 

本日は、そんな風貌と音楽性のシンクロ率が見事に予想通りな「04 Limited Sazabys」略称「フォーリミ」について記事を書かせていただこうと思います。

 

話題の中心は、作詞作曲を担当しているバンドの顔であるGENさんとなりますが。

目次

すげーよ「フォーリミ」サウンドとヴィジュアルがイメージ通りだよ!!

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画像引用 04 Limited Sazabys(04 Limited SazabysオフィシャルTwitter 

 

もはや楽曲がアーティストの風貌に合わせているのか?アーティストの風貌が楽曲に反映されているのか?は不明ですが、数あるバンドの中でもフォーリミって、めちゃくちゃアーティストの風貌と音楽性がリンクしている気がしているんです。

 

 ご覧ください、ボーカルで作詞作曲を担当しているGENさんの風貌を。まるで少年のようではありませんか!!この悪戯っ子風のヴィジュアルの虜になってしまった女性ファンたちも多く。ライブ会場ではGENきゅ〜んなんて黄色い声援が聞こえることもございます。というか「イケボ」押し多め!!

 

楽曲よりも“イケメン”に注目するなんて、真っ当な音楽リスナーからすると失礼な話であって、なんで、ちょっとばかり整った顔をしているからって、カワイイ!カワイイってモテるんだよ!!もうじき三十路だろ!!オッサンじゃねーか!!なんて嫉妬心をくすぐられますが、個人的には筆者も皆さんと同じように、フォーリミ大好きっ子。仲良くしてくださいね。

 

と、ついつい造形の話題から入ってしまうのが筆者の悪い癖ではありますが、「04 Limited Sazabys」というバンドは、とにかく少年風のヴィジュアルと楽曲の世界観がとてもマッチしているのです。

 

その度合を国内の大御所バンドで例えるなら、悪魔的な楽曲と風貌で有名な「聖飢魔II」レベルのシンクロ率。もはやバンドサウンドが具現化したような奇跡の存在。聖飢魔IIが悪魔ならば、フォーリミは“永遠の少年”なのではないでしょうか。

 

子供心を忘れないポップな楽曲

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画像引用 04 Limited Sazabys(04 Limited SazabysオフィシャルTwitter 

アーティスト写真がバンドのイメージを決める!!なんて説を筆者は結構押しています。その理由としては、相手に対する第一印象の良し悪しは視覚から入る情報で決まるなんて学説が影響しており、ついついアーティスト写真から人物像を想像してしまうんです。

 

そのため、たびたび余計な偏見を持ってしまうこともありますが、フォーリミに関しては、誰もが同様の印象を持つのではないでしょうか。

 

「あ〜コイツらきっとワンパク・キッズなんだな」って。

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動画を見てもらえばわかるように、その見た目同様、楽曲はとにかくキャッチーでポップ。

 

「ワンパク」という言葉を具現化したような疾走感のあるパワフルなサウンドは、とにかく遊び心に満ち溢れており、とにかく楽しい音楽をつくりたい!!そんな明確なフォーリミの気持ちが存分に込められております。

 

ですが、彼らの作るサウンドは、楽しい少年の心だけを表現しているわけではありません。楽しい分だけ存在する、切ない少年の心模様を表した楽曲もまた、多数存在しているのです。むしろこっちのが多いかな? 

時には、切ない少年の心模様を音楽にする

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メジャーデビュー後、初となる記念すべきシングル『TOY』に収録されたリード曲の『Letter』。

 

夏の恋と別れという、人生の切ない思い出ランキングでも上位に入る淡いシュチュエーションがテーマになっていると考えられる今曲でも、フォーリミは見事なまでに音楽で少年心を表現しているのだ。

 

様々な感情が芽生えだす少年時代。全てが初めてのことばかりで、何が正解かもわからない。そんな日々に自問自答を繰り返す誰にでもあったあの日。夏がくるたび、今だったらもっと最善の選択ができたんじゃないかな?なんて事を後悔しながら少年は大人になっていくのですが、最後の最後で「あなたに会いたい」なんて本音を漏らして楽曲を締める辺りがとっても印象的。憎いなこの野郎。

 

まーそんな経験を積み重ねて少年は大人になっていくのですが、別れと後悔をイメージした少しネガティブな楽曲とアーティスト・イメージの親和性の高さを考えた場合、見事にマッチするのがフォーリミなのではないでしょうか?

 

仮に同ジャンルの人気バンド「WANIMA」も、夏や失恋が似合いますが、やはり複雑で多感な少年の心模様を表現するにはストレート過ぎる感じもしますし、夏といったらウェイウェイしちゃいそう。そんな想像をしてしまうのも、彼らがポジティブなキャラクターという印象が強いからであります。

 

以上のように、色々とフォーリミが表現する少年の淡くも切ない楽曲について書かせていただいたのだが、実は今曲のテーマがGENさん的には、“忙しくて夏を満喫できなかった後悔”を歌っているという事です。

 

なんだよ!!今だに少年じゃねーか!!(笑) 

フォーリミの音楽とアーティストイメージの共通性が高すぎる事がネックになる日がくるのでは

 

Squall

 見事なまでにアーティストイメージと楽曲のテーマが一致している「04 Limited Sazabys」なのだが、こういった共通性の高さが将来的にフォーリミを苦しめてしまうのでは?なんて事を筆者は危惧している。

 

アイドルに年齢という消費期限があるように、「少年」というテーマに対して、ビジュアルと楽曲がリンクし過ぎてしまっているフォーリミにも同様の危険性が生じてくるのではないだろうか。

 

まだまだアーティスト・イメージと楽曲が調和している彼らだが、やがて、それらは乖離していく運命にある。いつまでも彼らは「少年」のままではいられないのだ。

 

色々と考えすぎかも知れないけど、今のコンセプトを禿げたオヤジになるまで続けるのには限界があるはずなので、今後、新たなテーマへ向かう彼らを見られる日が来るのではと、今から楽しみで仕方ない。って結構先の話ですよね。

 

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