ガールズバンドは生モノだ。自身の身の振り方や幸せを考えた場合、どうしても長期間活動を続けることが難しくなってしまう。それ故、本能的にガールズバンドは早熟化し、若くしてその才能を開花させ、世間の注目を集めることがある。(勝手な意見)今回は筆者がその“若さ”と“才能”に度肝を抜かれた、ガールズバンド紹介しよう。
目次
Rick Rackのバンドプロフィール
スリーピース・ガールズバンド“Rick Rack”(リックラック)は2013年8月に結成された。
同月に開催された「Music Revolution」地区大会にて準グランプリを獲得している。
その後も、2014年3月には関西最大級・十代中心のコンテスト「十代白書」、同年8月には「閃光ライオット」などで好成績を収めている。
2015年には1STミニアルバム「今を生き抜く乙女たち」を発売するが、大学受験を理由に活動を休止。同年11月に初期メンバーのYOU(ベース)が脱退するも、2016年2月にサポートメンバーを迎え活動を再開。その後、サポートメンバーだったMEIが正式に加入し現在に至る。
ガールズバンドRick Rackを紹介
メンバー
SERINA 1998.02.07 A型 ギター・ボーカル
NATSUKI 1994.10.29 AB型 ドラム
MEI 1996.09.01 O型 ベース・コーラス
才能溢れるRick Rackの楽曲
「幾千の出会いと一つの奇跡」
2014年にYOUTUBEに公開された「幾千の出会いと一つの奇跡」
スリーピースというシンプルな構成ながら、薄さを全く感じさせない楽曲の素晴らしさに筆者は度肝を抜かれた。しかも動画公開当時はボーカルSERINAはなんと16歳・・・
曲の構成はいい意味で“お手本”である。キメのベースライン、サビのブレイク、ギターソロ、コーラスなどの全てが充実し、絶妙なバランスで配合されいる。かといって、ありきたりな楽曲という訳ではない。「幾千の出会いと一つの奇跡」を聞いて頂けばわかるとおり、深みのある歌詞とSERINAのストレートな歌声が“Rick Rack”の独自の世界観を表現してくれている。
筆者の知る16歳の女子は、ギターをアンプに直で刺し「先輩、音が歪まないんですけど?」などと言ってくるカワイイらしいイメージだったのに、それが覆されてしまった。
Rick Rackを支えるSERINA
中学校時代より個人で制作した楽曲をYOUTUBEにアップしていたSERINA。
その才能は素晴らしく、14歳にして全てを自身で演奏をした楽曲「刻の扉~ときのとびら~」を公開している。
一般家庭に三味線があることにまず驚かされるが、その他にも電子ピアノや電子ドラム、ギターやベースなども所有しており、幼少期の頃から音楽が身近にある環境で育ったようだ。以前、インタビューを受けた際に母親も過去にガールズバンドをやっていたと話しているので、そういった影響もありSERINAの感性は磨かれていったのだろう。
まとめ
今回は若さと才能を持ったガールズバンド“Rick Rack”を紹介させていただいた。
最近よく見かけるような、カワイイを売りにしたガールズバンドとは一味違う、深みのある楽曲は是非とも皆さんチェックしておいてほしい。
筆者のような中年オヤジの心を瞬く間に虜し、アマゾンでポチらせたRick Rackの今後に期待したい!!