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独身貴族「カルさん」が音楽やアーティストについて独断と偏見で書きなぐっているブログ「カルチャータイム」です。否定も肯定も全てはアーティストへの愛を根底としています。

THE BACK HORNの人気曲ランキングがしっくりこない話

 興味を持ったバンドの楽曲を調べる際に、結構利用してしまう「人気曲ランキング」。しかしながら、このランキングってどのような基準で作成されているかは実際のところ謎なのである。中には、「ファン100人が選ぶ人気曲ランキング」といった信頼できそうな基準で集計されているモノも当然あるのだけど、今回見させてもらった有料音楽サイト「レコチョク」に記載されている「THE BACK HORN」の「人気曲ランキング」は、筆者にとって少し違和感のあるランキングだったので、暇つぶしにブログの記事にでもしてみようと思う。

 

目次

 

 

 

しっくりこない人気曲ランキング・・・

THE BACK HORN

 それではレコチョクに掲載されている「THE BACK HORN」の楽曲を「人気順」に並べ、その結果に対して個人的な感想を記載していこうと思う。

 

掲載されている楽曲の数が210曲と多く、全部紹介していると心が病んでしまいそうなので、今回は上位20曲までとさせていただく。 (あとで気がついたのだが、ランキングは常に変動しているようで、記事作成時期と比べ若干の変動があるようだ。信憑性が低く申し訳ない)

recochoku.jp

 

 1.罠

人気アニメのエンディングテーマとして起用された『罠』。アニメの世界感と見事にマッチしたスリリングな楽曲は、バックホーンのファンだけではなくアニメユーザーからも強く支持された。バックホーンは知らないけど『罠』だけは知っているって方も多いのでは?

 

今曲はバックホーン初となるオリコン・チャートTOP10入を果たし他作品なのだが、残念ながら人気楽曲で1位になる程ではないと思う。

 

個人的には結構好きだが、ここら辺のシングルから楽曲の進行が妙にゴチャゴチャしだした印象を受ける。

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もはや、このランキング自体が我々を欺くための「罠」なのでは?と勘ぐってしまうような順位付けである。

2.あなたが待っている

数ある名曲を押さえ、最新シングルが堂々の2位にランクイン!!バックホーンからの熱烈的なラブコールにより実現した「宇多田ヒカル」との共同作品。ストリングスを大胆に導入した心にグッとくるナンバーではあるが、宇多田ヒカルのコーラスが少しばかり「しつこい」感じもしてしまう。とは言え、双方のファンにはたまらない共作である事には間違いのない。まさに「One Night Magic」。

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3.美しい名前

 とても順当。この順位は納得。筆者もバックホーンのツアーには度々参加しているが、前回の「運命開花ツアー」にて久々に「美しい名前」を聴くことが出来た。イントロのワンフレーズで鳥肌が立った。感受性の強かった20代だったら泣いていたかもしれない。いや、おっさんでも泣けた。最高だ。

4.With You

またもや最近のシングル曲のランクイン。バックホーンといえば、楽曲に応じて様々な表情を見せてくれることが魅力の1つである。そして、今楽曲『With You

』を分類するなら「心温まるバックホーン」に該当するのではないだろうか?だが、ちょっとばかり過去作品と比べると「親近感」の湧きにくい「狙い」の様なモノを感じてしまう。完成度が高すぎるからかな?初回版のライブDVD『KYO-MEI SPECIAL LIVE』〜人間楽団大幻想会〜』はとても良かった!!しかし、この順位は不満!!

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5.コバルトブルー

うん。順当な位置付け。普通に考えればTOP3入を果たしてもおかしくない楽曲である。しかし5位。 過去ライブを観に行って当楽曲を演奏しなかった事ってないんじゃないかな?(マニアックヘブンは残念ながら参加したことがない)

ライブの絞め曲の印象が強い。高校生コピーバンドがイントロでもたつく事が多い楽曲。

6.春よ、来い

「THE BACK HORN 15周年にして初の両A面シングルリリース!」と盛大に盛り上げ、3曲目にして「落ち」となってしまったカバー曲。悪くないけど良くもない。良いんだけど、聴いているとニヤニヤしてしまう不思議な曲。そして何故6位なのかも疑問の曲。  

7.閉ざされた世界

 悪くはないけど7位なの!?なんて事を思ってしまう。『罠』に引き続きアニメのタイアップ作品である『閉ざされた世界』。『美しい名前』以降のシングルの中では、収録曲が全て「良い」という渾身の作品。

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8.幾千光年の孤独

ランキングの位置としては順当な印象。女子とカラオケに行った際に歌うと、開始早々から何とも気まずい空気が流れてしまう事が特徴の楽曲。分類的には「やさぐれたバックホーン」。ライブで演奏される際には、ヴォーカル「山田将司」の「本日の喉の調子」を確かめるためのバロメーターにもなる。確率としては五分五分位かな?

9.刃

 順位としては悪くはない。ライブの定番曲。後半に演奏されることが多い印象で、コバルトブルーと並び「締め曲」的なイメージ。なにもかもわかりやすい楽曲。

10.シリウス

 何だかんだ中期以降のバックホーンのCDは毎回購入しているが、結構惰性的な感じで購入している側面も強い。NEWシングルがリリースされるたび「今回はなんか違うんだよね」なんて偉そうな評論を述べていたが、『シリウス』に関しては「やば!カッコイイ!!」などと言って発売日に購入してしまった。iTunesの再生回数は1,000回を超えているので、結構聴いた楽曲である。

11.冬のミルク<New Recording>

通称「キレイな冬のミルク」。初期録音盤と比べると歌い方がとっても綺麗になっている。TOP10入り確実だと誰も思う名曲。なのに何故圏外・・・。女子が好むことが多い。「キレイなバックホーン」の代表曲。

12.声

個人的には「刃」と同じ分類の楽曲。ネガティブな感情を何処かに置いてきたバックホーンが聴かせてくれるポジティブソング。ライブではオーディエンスを巻き込む大合唱となることが多く、会場全体が妙な一体感に包まれる。

 

そういった事情を加味してか、演奏時の照明が異様に明るく、終盤辺りでは目が眩んでステージが直視できない。

 

僕らの暗黒神が死んだ瞬間でもある。

13.空、星、海の夜 

 個人的にはコレくらいの時期のバックホーンが好みのため、結構上位が予想されていた曲。現在と比べれると楽曲の完成度は低いが、「当時の方が魅力的な楽曲が多かったな」と、しみじみ思わせて作品。懐古心なのだろうか?

14.夢の花

 かなりの上位が予想されていた楽曲。何故この順位なのか疑問でしかない。担当者は誰だ!筆者が「海原雄山」だったら編集部まで乗り込むぞ!と思うくらいの謎の順位。バックホーンの持つ「孤独感」を前面に押し出しつつも、それでいてポジティブという複雑な感情は、当時の彼らだからこそ出せた生々しい音なのだろう。現在の彼らには出せないリアルな感情が楽曲に反映されている。

 

15.ラフレシア

14位の『夢の花』から続いての『ラフレシア』。花繋がりを意識したのだろうか?それとも担当者の好みか?本当に「人気曲順」で並べるなら、もっと他に該当すべき楽曲があるはず。

16.警鐘

個人的には好きな楽曲。しかし名曲揃いのバックホーンの楽曲の中で、『警鐘』がこのタイミングでランクインするのも謎である。どの辺の層から抽出したデータなのか非常に気になる。そして、今回の順位付けをした担当者に「警鐘」を鳴らしたい。

17.戦う君よ 

ライブでも演奏される機会が多く、ファンからの支持も厚い『戦う君よ』が遂にランクイン。ファンの皆さんなら首を傾げてしまうようなランク付けに筆者困惑中。担当者もまた、自らの好みを押し付けるために戦っているのであろう・・・

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18.水芭蕉 

シングル曲『罠』のカップリングとして収録された『水芭蕉』。かなり個人的な感覚では上位の名曲なのだが、妙に『罠』押しの担当者と同意見はちょっとばかり不愉快。 

19.ハロー

 レコチョクの「人気順」機能の判断基準を是非とも公開していただきたい。筆者が勝手に想像した「アホな編集者」が「ハロー」なんて言ってくる姿をイメージしてしまい不愉快な気分。

20.敗者の刑

このランキングの振り幅の広さに驚愕。何度もいうが名曲ぞろいのバックホーン。ここで『敗者の刑』がランクインしてしまう理由がわからない。凄い好きなんだけど、人気曲の定義で考えた場合違うよね。

 

 

好みは人それぞれ・・・でも人気順なんでしょ?

イキルサイノウ

現在までにバックホーンがリリースしているシングルCDは25枚。人気曲=一般向けの観点で考えた場合、当然ランキングの上位はシングルの楽曲となるはず。

 

しかし、今回レコチョクで公開されている「バックホーン」の楽曲の「人気順」は明らかに、そういった考え方を無視されたものとなっている。さらには、この曲がこの順位なの!?って選曲もあり、個人の好みが見え隠れしているのだ。(特に『ラフレシア』)しかも、後半は同じアルバムの曲が連続で並ぶ「やっつけ感」のある人気曲順・・・。判断基準はレコチョク内の再生数とかなのかな?

 

好みは人それぞれだが、「レコチョク」の人気曲の紹介は、これから「THE BACK HORN」を知ろうと思っている人に対して、あまりに不親切な情報の提供となっており、ファン層拡大の貴重な機会を台無しにしてしまっている印象が強い。出来ることなら、もう少しちゃんとしたオススメ曲を紹介して欲しいものだ!!

 

それでは、最後に筆者の好きな、「THE BACK HORN」の楽曲「TOP20」を紹介して終わりたいと思う。レコチョクの「人気曲順」よりも役に立たない、筆者の独断偏見。むしろ、お前、「自分の好きな曲のランキング公開したいがためにレコチョクのランキングに絡んだだろ?」と言われてもおかしくない内容である。

筆者の好きな、バックホーンの楽曲ランキングTOP20

 1.扉

2.生命線

3.ホワイトノイズ

4.異国の空

5.枝

6.ハッピーエンドに憧れて

7.赤眼の路上

8.雨

9.幸福な亡骸

10.美しい名前

11.ガーデン

12.コオロギのバイオリン

13.青空

14.敗者の刑

15.初めての呼吸

16.セレナーデ

17.月光

18.シリウス

19.追うべき傷

20.ブラックホールバースディ

 

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