「ONE OK ROCK」といえば2017年にリリースしたニュー・アルバムが全米チャートにランクインしたり、国内を横断する大型アリーナツアーを開催・成功に収めたりと、名実ともに折り紙つきの超人気バンドである。
しかし、その人気ゆえにアンチリスナーも非常に多く、ファンとアンチの間で熾烈な罵り合いが続いているのだ。
本日はそんな「ワンオクの嫌いな部分」について、過去、ワンオク嫌い代表であった筆者が書かせていただこう。
目次
- とにかく「ONE OK ROCK」の人気が嫌いだ
- 「ONE OK ROCK」のメンバーのプロフィールが嫌いだ
- 時代の波を乗りこなす「ONE OK ROCK」の音楽性が嫌いだ
- 「ONE OK ROCK」のファンが嫌いだ
- まとめ
とにかく「ONE OK ROCK」の人気が嫌いだ
とにかく「ONE OK ROCK」みたいな、バンドキッズ以外の普通人も聴いているようなバンドが僕は嫌いなんです。理由は簡単、ミーハー感が出てしまうから。
趣味は音楽鑑賞(ロック系)でバンドもやっていたりしたら「注目のバンドはONE OK ROCKです!」なんて超超ド定番な発言は口が裂けても言えないんです。
皆さんも期待しますよね?「趣味はラーメン食べ歩き」なんて自己紹介している人がいたら、どんな美味しいお店を知っているんだろうって。そんな期待膨らむ状況で紹介されたお店がもし「幸楽苑」だったりしたら、きっと皆さんガッカリしますよね。確かに美味しいけどさ、チェーン店だし知ってるしって。
だから誰も知らないような海外インディレーベルの知らないバンドの名前を調べ続けているんです。だって皆の期待に答えたいでしょ。
でも、皆が注目している人気のバンドをチェックしてないのも音楽リスナーとしては少しばかり恥ずかしくって「OOOって曲は良いよね」なんて知ったような口を叩いてしまうんです。
幸楽苑で言えば「プリンラーメン」なんて食べたくもない裏メニューを通ぶって周りに進める感じです。本当は「豚骨チャーシュー麺」が一番好きなのに。だから「ONE OK ROCK」も本当は大好きなんです。結局、僕は見栄を張りたい寂しがりの音楽リスナーなんですよ。そういった理由もあり、ONE OK ROCKの否定できる箇所を少しでも多く探してしまうんです。
それでは彼らの嫌いなところを紹介してみましょう。
「ONE OK ROCK」のメンバーのプロフィールが嫌いだ
現在の「ONE OK ROCK」のメンバーは、ボーカルのTAKA、ギターのTORU、ベースのRyota、ドラムのTomoyaの4名です。過去にはギターのALEXやドラムのYouが在籍していたこともありますが、将来の展望や迷惑行為防止条例違反の疑いで脱退しています。
有名な話になってしまいますが、そんな彼らの共通点は、Tomoya以外のメンバーは皆「芸能関係者」なのです。
まずボーカルのTAKAは、過去にジャニーズ事務所に所属し、結成当初と比較すると大幅にメンバーの減ったことで有名な「NEWS」に在籍していたことがあります。
そして、ギターのTORUとベースのRyotaはダンスボーカルユニット「HEADS」として活動しており、幼少期の頃には芸能デビューしているのです。
さらに過去メンバーであるALEXとYouもバンド結成以前よりモデルとして活躍していたのです。
そうなんです。「ONE OK ROCK」は芸能関係者で結成された華々しいバンドだったのです。
多くの若手バンドがバイトとバンドの生活に苦しみ、気がつけばバンドをするためにバイトをしているのか、バイトをするためにバンドをしているのか、自分自身がバンドマンなのかバイトマンなのか訳が分からなくなっている中、ワンオクというバンドは華麗なスタートダッシュを決めているのです。
ファンの間では有名な話ですが、ワンオクの結成当初のライブには、メンバーの友人の女性が多く集まったそうです。売れないバンドマン達がギターを凶器に変えようとしていた気持ちがよく理解できます。
しかし、ワンオクの皆さんも過去には芸能界の闇に飲み込まれた身。ボーカルのTAKAもジャニーズ事務所を退所した後は、バイトで生活していたと語っています。様々な悩みあったでしょう。
でも、いつの間にかバイトがメインの生活に変わってしまっているバンドマンと比較すれば、結成初期からの注目度は雲泥の差です。
そしてバンドマンの多くは嫉妬混じりにこうぼやくのです。
「あいつらはバンドじゃないから・・・」
バンド名の由来も、なんともドラマテックというか作為的な印象です。
練習スタジオに入るのが、深夜パックで料金が安くなる毎週末の午前1時だった。
カッコよすぎます。そんな彼らに対する嫉妬心などもあり、ワンオクに対し「芸能バンド」などと偽物のレッテルを貼るのです。そんな経緯もあり、売れないバンドとモテない音楽リスナーは彼らを嫌うのです。すみません。ほぼほぼ嫉妬です。
時代の波を乗りこなす「ONE OK ROCK」の音楽性が嫌いだ
音楽とは個性だ。個性なくして独創的なサウンドを作り上げることは到底出来ないなんて、凝り固まった考えを持ったバンドマンや偏屈リスナーにとっては、「ONE OK ROCK」ってとっても叩きやすい存在なんです。
そんな状況になってしまう理由としては、彼らの音楽って、とにかくわかりやすくカッコイイですよ。もう一口目から「うまっ!!」ってなるコンソメパンチみたいな大味。そんなわかりやすさが嫌いなリスナーも多いらしく、色々知らない「ガキンチョが聴くロックの代表」なんて言われることも多いんですよ。
さらに「ONE OK ROCK」の目標として「世界での活躍」と掲げているため、活動中期くらいの作品から洋楽チックになってきているんです。そういった「洋楽風」が偏屈リスナーの皆さんには凄く癇に障っちゃうんですよ。
だからワンオクアンチみたいなバンドマンや音楽リスナーはこぞって「洋楽の焼きまわしのワンオク聴くなら、もっと海外のバンドを聴いたほうがいいよ?」なんて事を言ってしまうんです。まさに過去の僕。あの頃の自信はどこに行ったんだろう。今思えば恥ずかしい発言。赤面です。
でも、ここ最近の「ONE OK ROCK」は徐々にですがルーツ的な音楽を前面に押し出すことが少なくなってきた気がします。
元々、器用に音楽の方向転換をしてきた彼らだからこそ、絶妙に海外のサウンドを織り交ぜ独自の音楽に消化することが出来たのでしょう。気がつけば完全に海外のポテチ「プリングルス」化した「ONE OK ROCK」。
評価として多かった「洋楽の焼き直し」などのコメントは、「海外かぶれ」や「TAKAの歌唱力は認めるけど残りのメンバーの実力が不足」などに変わり、以前に比べると完全否定なものが減ってきた印象です。
むしろ、ここ最近では「彼ら頑張ってるよね。曲も良いし世界で頑張って欲しいよ」なんて、手のひら大回転で上から目線のエールを送る元アンチまで発生しています。それは「ONE OK ROCK」を簡単に否定すると火傷する可能性があることを本能的に察したからでしょう。
「ONE OK ROCK」のファンが嫌いだ
みんながみんなという訳ではないが、ONE OK ROCKのファンのマナーの悪さは有名である。特に自らを「OORer(ワンオクロッカー)」と名乗るような輩は格段にウザい。ONE OK ROCKというバンドの人気の高さから、その数も多く、ワンオクが出演予定のフェスで石を投げれば、OORerに当たって跳ね返った石がさらにOORerに当たるなんて言われている程だ。それではワンオクのウザいファンをいくつか紹介してみよう。
「ウェーイ」系OORer
若年層の男性ワンオクファンに多く、人気バンドを応援する自分たちも「イケている」と思い込んでしまっている迷惑な存在。
「俺ら OORer!!ウェーイ」を合言葉にSNSなどを利用し「絆」や「仲間」という言葉を強調する輩的なスタンスが特徴。
とにかく繋がりを好み、ライブ直前になると「O月O日Bブロ参戦!!盛り上げていきましょう!!LINEグループ作りました!!」なんてTweetをすることが多い。
ライブ会場では来客者の迷惑を考えず集合写真を撮ったり、「ウェーイ」系特有のフィジィカルを活かした激しい乗り方をすることが多く、実害が出やすい。
同ブロックに上記の輩が多い場合は、身の安全を確保することを意識するように。
「見てみて私を見て!いい子でしょ!ね、TAKA!!」系OORer
たびたび話題になるOORerのマナーの悪さに心を痛め、ライブ会場でのゴミ拾いやSNSなどでの注意喚起を行うワンオクファンの良心的な存在なのだが、アーティストサイドに対するアピール感も強く、偽善的な印象も強い。
「なんでみんな合唱会の練習を真面目にやってくれないの・・・」なんて泣き出すクラスの女子の姿がフラッシュバックしてしまい、見ているだけで罪悪感を他者に沸かす迷惑な存在。
自らの正義感とバンドサイドに対して「いい子ちゃん」をアピールをするため、Twitterに「ワンオクのライブは最高だったけど、同じブロックの人のマナーが悪かった。こんなのTAKAが見たらきっと悲しむよ・・・」なんて投稿で精神攻撃を仕掛けてくる特徴があるので、同ブロックに上記OORerをみかけた場合、マナーには細心の注意を払うように。ライブ終了後にゴミ拾いをしている事が 多い。
まとめ
あまり参考にはならないと思うが、ONE OK ROCKの嫌われる理由について考えてみた。こうして考えてみると「嫌いな理由」って言うよりかは、叩きやすい箇所を探して否定するって感じなのでしょうか?
とはいえ、筆者も元々は彼らを馬鹿にしていた身、今思えば若気の至りではありますが滑稽でしたね。それではまた。