5万人を狂気と絶叫の渦に巻き込んだラウド・ロックの祭典“KNOTFEST”が2年ぶりに日本で開催されることが決定した。それはすなわち!再び彼らが来日することを意味している!そう!今年はSLIPKNOTが日本にやって来るのだ!!
KNOTFEST JAPAN 2016
2012年にメンバーの故郷であるアイオワ州で初めて開催されたKNOTFEST。
その後の2014年にカリフォルニアで開催された2回目のKNOTFESTでは、より多くのバンドが出演できるようステージが増設された。
日本からはマキシマムザ・ホルモン、MAN WITH A MISSION、ONE OK ROCKが参加し話題となったのは、まだ記憶にも新しいニュースだ。
同2014年には日本国内で初となるKNOTFEST JAPAN の開催が決定し、待望の日本開催に全国の重音信者は狂喜乱舞した。
結果、日本初開催にも関わらず5万人を動員し、イベントと商業の両面から見ても成功を収めた日本開催となった。
そして2年ぶりとなる2016年、再びKNOTFEST JAPANの開催が決定したのだ。
ヘッドライナーを務めるSLIPKNOT紹介
SLIPKNOTの歴史
1995年、アメリカはアイオワ州でSLIPKNOTの母体となるバンドが結成される。現時点ではSLIPKNOTのフロントマンであるボーカルのコリィは加入していない。母体となるバンドでは、アンダース・コルセフニがボーカルを務めていたとのこと。
しかし、CDを作成するもレーベルの目にはとまらず、バンドとしての質をより高めるため歌唱力の高いボーカルを探すことにした。そして現ボーカルであるコリィが加入したのだ。アンダース・コルセフニはパーカッションに移り、1997年に脱退した。
その後の1998年にSLIPKNOTに転機が訪れる。大手レーベルからのオファーがあったのだ。1999年にロードランナーレコードから発表された1STアルバム「SLIPKNOT」はプロデューサーにニューメタルの生みの親“ロス・ロビンソン”を迎えレコーディングされた。見事に狙いは当たり、瞬く間にSLIPKNOTはラウドシーンのスターダムに上り詰めるのだ。
2010年にオリジナルメンバーのポール・グレイが急死してしまう。SLIPKNOTの活動は危ぶまれたが、結成当時のギタリスト・ドニー・スティールをサポートに迎え活動を継続した。
2012年には多くの苦難を乗り越え、自身のイベントとなる“KNOTFEST”を開催しラウドシーンのトップとしての地位を揺るぎないものとした。
SLIPKNOTの特徴
メンバー全員が“覆面”に“つなぎ”を着用している。
デビュー当時は赤のつなぎを着用していたが、ここ最近は黒いつなぎを着ている場面を多い印象を受ける。セミフォーマルな衣装でライブをおこなっている動画も極稀に見られた思い出もある。
覆面の造形はメンバーによって異なり、新たな物に変更されても一定のコンセプトで作成されている物と、コリィのように初期と比べ大きく変化した物もある。
マスクを着用する理由はバンドとしての結束力を高め、メンバー一人一人のインパクトを出すためと言われている。
ソロ活動時はマスクを着用せず、素顔で活動している。
SLIPKNOTの音楽ジャンル
SLIPKNOTの音楽ジャンルに関しては中々触れ辛い部分が多く、筆者としてはジャンル分けはしたくない。なぜかって?こういった話をすると登場する自称音楽評論家が多いからだ。筆者もそういった人種の過去もあるが限度というモノは理解している。
しかし、コアユーザーにはそういった限度がない。SLIPKNOTのジャンルについて語るだけで、ファミレスに数時間居座るのは青春時代だけでこりごりなのだ。
記事を書くにあたって、インターネットでジャンルを軽く調べてみたが、どれが正解か全くわからない状態となった。とりあえずOOOメタルが多いので、SLIPKNOTはメタルということでまとめたい。
1stの「SLIPKNOT」を抜くと、個人的には3rdの「Vol. 3: The Subliminal Verses」が好ましく思う。
ギターが全面に押し出された楽曲が多く、リフ好きの筆者は好ましく思っている。
まとめ
ほぼ、KNOTFEST JAPANの話題ではなく、SLIPKNOTの話題になってしまったが、今後発表される日本人アーティストなど注目が多いフェスなのは間違いない。
数あるフェスの中で、筆者は一番“KNOTFEST”に注目をしている。そして、個人的には今年も是非ともONE OK ROCKには出演をしてもらいたい。盛大に批判を頂く可能性が高いだろうが・・・・