今では人気ロックバンドとなったone ok rockの結成には、リーダー・Toruの存在が「カギ」となっていることはファンの間では有名な話である。彼の存在なくしてはTAKA,Ryota,Tomoyaの3人も今ほど世の中から注目を浴びることもなく、その才能は埋もれてしまっていただろう。そんな彼らを世界に押し出したイケメンリーダーTORUの存在に本日はスポットを当てようと思う。
目次
one ok rock、リーダーTORUのプロフィール
ギタリスト・Toru 小学生の頃にダンスで芸能界デビュー
世界を舞台に活躍する、日本が生んだロックスター“one ok rock” そんな超人気バンドの結成のカギとなったリーダー・Toruの幼少時代を紹介しよう。
Toru ギター・ヴォーカル 本名 山下亨 1988年12月7日生まれ
出身 大阪 血液型 O型 父母兄の4人家族
小学校3年生になったToruはダンスに興味を持ち、地元のダンス・スクールに通う。
地元のダンス・スクールと聞くと、ややパッとしない印象を受けるが、プロを目指すコースも用意された本格的なダンス・スクール「Caless Vocal & Dance School」に在籍していた。
その時に現メンバーのRyoutaと出会う。Ryoutaより1つ歳上のToruだが、ダンス・スクールにはRyoutaの方が先に入学をしている。
Ryouta曰く、昔から姉の真似ばかりしていたため、姉がダンス・スクールに通いだすと、自分も同じようにダンスを習うようになったそうだ。
Toruがダンス・スクールに入学して2年が経った時、ダンスの選抜チームにRyoutaと共に選ばれ「HEADS」に加入する。毎週、週末には新幹線で東京に向かい、歩行者天国などでストリートパフォーマンスを行っていた。努力が実り小学校6年の頃にはアミューズに所属し、CDデビューを果たす。
one ok rockはTAKAだけではなく、Toruやryoutaも小学生の頃に芸能界デビューを果たしている。
その行動力が未来を切り開く
Toruの素晴らしいところは、その信念と行動力にある。まさに逆境をバネにし、新たな未来を歩みだした瞬間が高校時代に見られた。
中学3年生になると事務所から本格的な活動を進められHEADSメンバーで上京するも、レコード会社から契約を打ち切られる。
HEADSとしての最後のリーリスは2002年7月の「SOMEDAY」となり、その後も活動は継続するが2005年5月に解散。
若くして挫折を味わったToruだが、以前のマネージャーより進められたロックミュージックに興味を持ったToruは、バンドという新たな目標を持つこととなる。
Toruの音楽性に影響を与えたアーティストは、グッド・シャーロット、フーバスタンクにフォール・アウト・ボーイ、リンキン・パーク、SUM41、ザ・ユーズドとインタビューで答えている。国内アーティストではRIZEの名前が上げられ、ライブもよく見に行っていた。
TAKAも上記アーティストからの影響を強く受けたと語っており、Toruからの影響を強く感じさせる。
ヴォーカル・TAKAの加入にもToruの行動力が輝く
当時、Toruが組んでいたバンドには、まだTAKAは在籍しておらず、Toruがヴォーカルを務めていた。しかし、TAKAのヴォーカリストとしての才能を知ったToruは、メンバーに迎え入れるため、執念にも似た行動力を見せるのだった。
高校の同級生と組んだバンドに、幼少期からを共に過ごしていたRyoutaを強制的に加入させone ok rockの原型が完成させる。
結成当時のメンバー構成は下記の通りだ。
Toru・ギターボーカル
Alex・ギター (高校時代の同級生)
Ryota・ベース (幼少期からの付き合い)
You・ドラム (高校時代の同級生)
ギター・ヴォーカルを務めていたToruだったが、知人の紹介でTAKAと出会いヴォーカリストとしての才能に驚愕し、新たなヴォーカルとして加わって欲しい旨を伝える。
しかし、TAKAは既に別のバンドでヴォーカルを務めていたためToruからの誘いを断るのだが、Toruは諦めずTAKAを勧誘し続けるのだった。
執念にも似た行動力は凄まじく、ライブ会場での勧誘だけではなく、直接TAKAのバイト先に出向き「練習に来てくれるまで帰らない」と迷惑防止条例すれすれの強い意志を見せたのだ。
その後、渋々了解したTAKAをスタジオに招き、その熱い思いとバンドの音でTAKAの心を見事動かし、晴れてメンバーとして勧誘することに成功する。まさにToruの行動力の勝利である。
目標であったバンドとヴォーカリスト・TAKAの勧誘と見事な行動力を見せたToru。
彼の力があったからこそ目的を見失っていたRyoutaと、人間不信に陥っていたTAKAの二人の才能を埋もれさせずにすんだのだ。
Toruがワンオクの“鍵”と言われる由縁は、こういった事情があるからこそである。
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バンド結成後、最初の壁は現在の所属事務所
バンドの体制も固まり再スタートするone ok rockだったが、ToruとRyoutaの所属事務所より新たな6人組のダンスチームに所属するように命じられる。バンド活動を継続するには、所属事務所を辞めなければいけなかったのだ。
所属事務所を辞めるということは、ToruとRyoutaが当時東京で暮らしていた寮を出て行かなければいけない問題があったのだ。
自分達の今後の身の振り方に大きな不安を持ったRyoutaだったが、Toruの「そん時は新しい家でも借りて一緒に住もうぜ」という言葉を信じ、共にバンド活動をすることを決心する。
そういった強い決意のもとに行われたone ok rockの初ライブで、まさかの幸運が彼らに舞い込むこととなる。
デビューライブを見に来ていたアミューズの社員が、彼らの才能を見抜きバンドとしてアミューズに所属するよう提案したのだ。その時の社員がマネージャーとなる後藤氏である。
その後、アミューズに在籍し、メンバーの脱退や“お肉大好きTomoya”の加入を経てメジャーデビューをすることなる。
Alex脱退後のToruの苦悩
諸事情により脱退してしまったAlex。当時のone ok rockのサウンドに厚みを持たせていた彼の存在は大きく、今後のサウンド面を背負うプレッシャーに、ギタリストとしてまだまだ未熟だったToruは苦悩するのであった。
リードギター・Alex脱退後のone ok rockの評価はやはり厳しかった、当時の掲示板などでも「全体的に音が痩せていた」「ギタリストして未熟なToruの粗が目立つようになった」「ヴォーカルは良いが、バンドとしてはオケが弱い」などと痛烈な意見が多く見られたのだ。
当時のインタビューでToruの決意を表すコメントは以下の通りだ。
俺はギター上手くないし、
これからも自分が自分のことを100点だと思うことはたぶんない。
けど、Alexが俺を認めてくれたら、
その瞬間に初めて俺はちゃんと認められることになる。
しかし、Toruはそういった自分自身の現状を受け入れ、未熟さを改善すべくギターの練習に励むこととなる。通常であれば新しいメンバーを迎えバンドを継続するところであるが、そういった選択をせずone ok rockは4人での活動を選んだのである。
そして、Toruは壁を越えone ok rockのギタリストとして更に成長を果たす。
まとめ 世界で活躍するone ok rock
今では世界を舞台に活躍をしているone ok rockだが、結成までにはToruの熱い行動力があったからこそだと知ってもらいたい。
彼のバンドへの強い情熱や、メンバーへの愛があったからこそ現在のone ok rockが存在するのだ。
そんなメンバー全員が信頼を寄せるToruには、イケメンリーダーという言葉よく似合う。