culture time

独身貴族「カルさん」が音楽やアーティストについて独断と偏見で書きなぐっているブログ「カルチャータイム」です。否定も肯定も全てはアーティストへの愛を根底としています。

むかしKANA-BOONは酸素と言っていたファンって今は呼吸困難で苦しんでるの?って話

地球上において、酸素とは極めて貴重な元素である。化学式で言えばO₂。植物が光合成によって二酸化炭素を吸収し、酸素を放出することで私たちは呼吸を許されている。生物学的に言えば、酸素とは「生存を可能にする分子」である。 だが本稿が扱うのは、単なる…

緑黄色社会ってバンドは優等生過ぎてズルいと思った話

「一段落」って“ひとだんらく”でしょ?って言い張ってたら、同僚に「あ、あなたもですか…」ってそっと肩を叩かれて、気まずい共犯者みたいになった。 「代替」は“だいがえ”。100%“だいがえ”。“だいたい”って読むって聞いたときは、「それ代替案じゃなくて、…

やさぐれたアユニ・Dが、PEDROで丁寧なお茶を出すようになるまで成長した話

幸せってなんだろう。子育てに追われ、気づけばあっという間に過ぎていった日々。もっとしてあげられたことも、してあげなければいけなかったこともあった気がして、ふとしたときに後悔が顔を出す。 あの引っ込み思案な娘が「私、アイドルになりたい」と言っ…

ELLEGARDENの作風で10年活動休止して復帰とかギャップありすぎて無理でしょと思ってた話

この10年で、自分はかなり変わった。 昔はムカつくやつに中指立ててたし、バイトも気分でバックれて、「これが俺の生き方だ」とか思ってし、意味もなく道端で叫んだりしてた。 でも今は、NISAで積み立ててるし、上司にはちゃんと報・連・相してる。夜は静か…

Cö shu Nieという読めないバンドの話

最近、「名前が文章」みたいなバンド、多くない? 説明文か?ってくらい親切で、めっちゃわかりやすい。でもさ、そこまで説明しないと日本人って本当に伝わらないの? 逆に、Go!Go!7188みたいに意味はよくわかんないけど響きで勝負してるやつもいる。go!go!v…

SHANKに憧れない男なんていない話

ガチの筋トレマッチョでもなく、ホスト的なイケメンでもなく、ゴリゴリの不良でもない。 それでも、SHANKみたいな男に憧れる。なんなら、SHANKになりたい。 女には自然体でモテて、男からは「アイツ、なんかカッコいいよな」って言われる。体育会系にも、バ…

僕の人生をサバシスターは肯定してくれる気がする話

青春って、もっとこう、光ってるもんだと思ってた。 夕日に照らされた部活帰りとか、告白のタイミングで風が吹くとか、そういうやつ。 でも、現実は違った。 昼休みは購買のパン争奪戦で負け、放課後はゲーセンの商品とメダルが貯まるばかり。 走るのは遅刻…

ずっと真夜中でいいのに。ってバンドについて考えていたらイタコになった話

連休って、一番自由なはずなのに、一番孤独を感じる気がする。 とりあえず昼にランチだけ予定入れて、「社交的な私」という幻想をSNSに投下。その後は部屋着のまま、布団と合体してポテチとサブスクの深海に沈む。 実家?無理。あそこはもう、30代未婚者にと…

至る所に苦労が滲み出てしまっている『SUPER BEAVER』ってバンドの話

「若い頃の苦労は買ってでもしろ」なんて言葉をよく耳にします。 筆者のような捻くれた人間からすると、若者を上手いこと我慢させる為の建前的な言葉のような気もしてしまいますが、やっぱり運やタイミングに恵まれてサクッと成功してしまった人よりも、苦労…

ベストアルバム 『SEKAI NO OWARI 2010-2019』を最後にセカオワが解散すると思った話

コロナウィルスの感染拡大により、なんとも盛り上がりに欠ける音楽業界。 配信ライブなどの公演も徐々に増えてはおりますが、やっぱりディスプレイ越しに見るライブでは少し物足りさが残ります。この辺に関しては、現段階では明確な打開策もありませんので、…

“BiSH”の新曲『TOMORROW』のツッコミどころについての話

4月より絶賛放送されている大人気アニメ『キングダム』のオープニングテーマとして抜擢されたBiSHの最新曲『TOMORROW』のミュージックビデオが先日公開され、ファンの間で結構な話題となっております。 全世界中で散々使い古された手垢まみれのタイトル『TO…

BiSHのアユニ・Dにメロメロにされた話

ロックに身を捧げて30数年。気がつけば生活の全てがロックに変わっていた。 周りの友人達が幸せな家庭を築く中、変わることなく孤独を貫く人生にも今では喜びすら感じているよ。 だってそうだろ?いつ死ぬかもわからない人生、特定の伴侶を持つことなんて枷…

“楽器を持たないパンクバンド”BiSHにパンク要素があるのか考えた話

この世は何もかもニセモノばかりだ!! 一見すると人々の為と思われる慈善活動の大半も、何かしらの利権が絡んでいるし、高校時代の同級生だった女の子から久々に「会いたい!」なんて言われたので、ウキウキしながら食事に行ってみても、後から同席してきた…

ウォークマンの新モデル『NW-ZX500』はやっぱり凄かった話

2019年11月初旬に発売されたNW-ZX500シリーズの最新ウォークマン『NW-ZX507』を清水の舞台から飛び降りる気持ちというか、なけなしのマネーを握り締め死地に向かってダイブする勢いで購入にさせていただきましたので、ついでに遺書にも似たようなレビューを…

異様に持ち上げられているKing Gnu(キングヌー)ってバンドがタピオカみたいだなと思った話

空前のタピオカブーム到来!!なんて話を耳にして半年くらいが経過した今日このごろ。 最近では飲み残したタピオカ容器が路上に放棄されていることが問題視されていたり、裏社会で生きる方々のシノギに利用されていたりと、その話題性は「美味しい〜!!」「…

髭男爵と略称が似ている『Official髭男dism』ってバンドについての話

私がどれだけ怒りを堪えているかなんて、君達のような一般市民には到底理解する事なんて出来ないだろう。 昨今の民主化の推進などにより、民たちは自らが政に関わっていような気分に陶酔しているようだが、我々が政に口を出さず傍観しているのは、君たちのよ…

『神様、僕は気づいてしまった』なんてバンドじゃないと思ってた話

マスクで顔を隠す人間の心理について考えてことはあるか? 大きく分けて理由は2つ。 まず、一つ目が変身願望だ。マスクをかぶる事によって、今の自分とは違う人間になりたいって考えている連中だな。ガキみたいな話だが、実際にこんな願望を持った奴らも多…

amazarashiは素晴らしいけど共感したくないバンドだよねって話

過去、偉大な業績を残した偉人達の多くが「人間には無限の可能性がある」なんて言葉を後世に生きる我々の為に残してくれている。 自らの限界を決め付けず成功を信じ果敢に挑め、と、いった感じの意を持つ、眩しいくらいに光輝くありがたい“お言葉”なのではあ…

Bring Me the Horizonってバンドが変化し続ける理由について考えてみた話

世の中に存在している様々な分野には、必ず“パイオニア”と呼ばれる人間が存在している。日本語にすると「開拓者」や「先駆者」といった感じの意味なのだが、なんでも先にやったもん勝ちという訳ではない。 誰も足の踏み入れた事のない未開の地に挑戦しつつも…

ワンオクファンを試すニューアルバム『Eye of the Storm』の話(レビュー)

今や名実共とに国内最高峰のロック・バンドとなったONE OK ROCK。そんな彼らのニューアルバム『Eye of the Storm』が2019年2月、ついにリリースされた。今作に対する筆者の率直な感想としては「ファン試されてない?」って感じでございます。はい。 9作目『E…

ワンオクのニューアルバム『Eye of the Storm』について考えてみた話

ついにリリース情報が公開されたONE OK ROCKのニューアルバム。本日はその辺についての予想などを完全筆者の思い込みと主観で書かせていただこう。 はい!レッゴー!! 目次 またもや2年振りとなるONE OK ROCKニューアルバム『Eye of the Storm』 『Eye of t…

「SPYAIR」ってロックバンドじゃなくない?って話

「俺、結構ロックとか好きで、よく聞くんすよ」なんて世間話をしてくれる若者は非常にありがたい。 筆者くらいの年齢になると若者との共通の話題も少なく、親交を深めるべく会話をしようとも、なかなか上手くいかないからだ。 特に小心者の筆者にとっては、…

クリープハイプの集大成!?ニュー・アルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』

「泣きたくなるほど嬉しい日々に」なんて言葉を彼らから聞かされても、「またまたどうせ裏があるんでしょ?」なんて勘ぐってしまう人も多いのではないだろうか?そんな“変化”がチラリと覗く「クリープハイプ」の新作『泣きたくなるほど嬉しい日々に』ついて…

愛すべき泥臭応援ソング。サンボマスター『輝きだして走ってく』

なぜでしょう?甘酸っぱい思い出って妙に夏が多くないですか?神社の人混み中で離れ離れにならないように、女の子と手を繋いでみたり。勇気を出して「好きだ!」って告白したら、花火の「ドーン」って音にかき消されたり。七日間で戦争をしてみたり。好きな…

「BRAHMAN」はもう“神”という言葉が相応しくないバンドになったなって話

とにかく社会人になると色々と制約が多い。その1つが会話の内容だ。社会人になって上司や同僚、取引先の人間にしてはいけない話題として有名なのが、「政治」「宗教」「野球」の3つなんて言われている。 その理由としては、どれを取っても人々の思想が色濃く…

「PassCode」ってアイドルは進化し過ぎなんじゃないの?って思った話

メジャーからマイナー。地上から地下。全国から地方。王道から邪道。ポップからパンク。もうカテゴライズしだしたらキリがないアイドル業界。いまや音楽のジャンルだけではなく、精神性から文化まで何でも結合してしまう万能さは、コラボの女王と名高い「キ…

「Aimer」の顔出しに対して少し残念に思った人って多くない?って話

未完成だからこそ美しい。 いや完成させろよ!!なんて突っ込みを思わず入れてしまいそうになる言葉なのだが、そんな歯痒い状況を好む人間も少なくはない。そう、我々人間は常に考え悩み続けていたいのだ。 そのような人達の大半は、不足している情報に対し…

『Mrs. GREEN APPLE』ってバンドのやりたい音楽って何?って話

バンドの個性はある程度売れるまでわからない。そんな偏見を持ってしまう理由としては、やはりバンド活動にはお金が掛かるという部分に尽きるのではないでしょうか? 機材代、衣装代、演出代などなど、自らの個性をサウンドやヴィジュアルで表現するには、ど…

UVERworld(ウーバーワールド)の成り上がり感がドラマみたいだと思った話

私は人の人生に口を出せるほど優れた人間ではない。 だが、これから先の長い人生を生きていく上で、生徒たちには苦労も後悔もして欲しくないという信念の元、出来る限り現実的な道を生徒たちに指導しているのだが、自らの狭い価値観によって、無限に広がる生…

「乃木坂46」って本当にアイドルに向いているのかな?って話

アイドル生産工場日本。未来のスターを目指すべく、今日もうら若き乙女たちは地道なレッスンや活動に励むのである。青春という決して戻ることの無い貴重な時間を対価に、人々に夢や希望を与え続ける彼女達の姿は、儚くも美しい。 とはいえ、完全にレッドオー…